先日、便利になったロサンゼルスの電車の乗り方をご紹介しました。
今回は、電車にプラスしてロサンゼルスを思う存分楽しむために、バスの利用方法と、各路線をご紹介します。
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ロサンゼルスは観光客も大変多い大都市ですが、世界で最も渋滞がある街として有名な車社会。車を所有していない旅行者にとっては移動が少し大変です。ですが、ロサンゼルスは市内全域から郊外までを走る路線バスが充実しています。
旅行者もレンタカーを利用しなくても、バスを上手く活用する事で観光の幅が何倍にも広がること間違いなしです!
路線バスは日本と同様、複数の団体が運営しています。
バスの車体にはバス会社の「名前・ロゴ」が書かれていますので、利用する際は確認を!
DASH(ダッシュ)が運行する路線は約30本あり、ダウンタウンを始め、ハリウッドやミッドウィルシャー、ロサンゼルス市内を走ります。運行するほとんどの路線が環状線なので、万が一路線を間違え知らない場所に辿り着いてしまうような心配もありません。
主な路線の種類
・Downtown A
ウォルト・ディズニー・コンサート・ホール、ダウンタウン・リトルトーキョーに停車。メトロレイルのターミナル駅の7th St./Metro Center駅にも停車するのでとても便利な路線。
・Downtown B
ダウンタウン北側にある、チャイナタウンやUnion駅を通り、7th St./Metro Center駅へ南北に走る路線。
・Downtown D
Union駅からメトロレイルのブルーラインGrand駅までの路線。
・Downtown E
ファッションディストリクト(激安のアメリカ土産が購入できる通り)から南西のメトロレイル/ブルーライン San Pedro駅までの路線。
・Downtown F
ダウンタウン中心から南側のエクスポジションパーク、USC(南カリフォルニア大学)まで運行する路線。
・Hollywood
メトロレイル Hollywood/Highland駅からVermont/Santa Monica駅を運行する路線。
■運賃
一律50¢。
DASH公式ホームページ
http://www.ladottransit.com/dash/(日本語表示切替可能)
※下方に路線図と時刻表があります。
「ビッグ・ブルー・バス」通称「BBB」、サンタモニカ市が運営しているバスです。サード・ストリート・プロムナードを中心にサンタモニカ全域を運行しています。約20路線が運行していて、ロサンゼルス国際空港や、カリフォルニア大学、ウエストウッドに乗り換えなしで行く事ができるものポイントですね。
■運賃
$1.25(急行は$2.25)、乗り換えは50¢。1日券は$4。
ビッグ・ブルー・バス公式ホームページ(日本語表示切替可能)
https://www.bigbluebus.com/
路線図・時刻表
https://www.bigbluebus.com/Routes-And-Schedules/
アメリカTOYOTA本社があり、その周辺に日本人タウンがあるトーランス、このトーランスエリアを中心に運行する路線バスです。10路線が運行し、空港⇔トーランス間の移動にも便利。メトロレイルのブルーラインDowntown Long Beach駅へのアクセスも可能でとても便利です。
■運賃
$1(急行は$2)。
トーランストランジット公式ホームページ(日本語表示切替可能)
https://transit.torranceca.gov/home-transit
路線図・時刻表
https://transit.torranceca.gov/routes-schedules
オレンジカウンティ・エリアの移動にとても便利なバスです。約70路線が運行しており、カリフォルニア・ディズニー・リゾート、ニューポートビーチへのアクセスも可能。運行間隔が20分~1時間と少し長いので、利用する路線や時刻を事前に調べておくことをお勧めします。
■運賃
$2(急行は$4-$6)。1日券は$5。
OCTAバス公式ホームページ
http://octa.net/
路線図・時刻表(リンク先「Bus Schedules」内)
http://octa.net/Bus/Routes-and-Schedules/Overview/
このバスは、ロサンゼルスの主要観光地をほぼ全て巡ることができる観光バスです。ユニバーサルスタジオ・ハリウッド、ビバリーヒルズ、サンタモニカ・ビーチ、リトルトーキョー、等々、時間が限られている旅行者にとってはとても便利でお勧めです。路線は全部で6つあり、「レッドルート」や「イエロールート」という風に、ルートが色分けされているので何処に行くのかとても分かりやすいのもお勧めポイント!
チケットは乗り放題の1日券、2日券、3日券があります。チケット購入は、主要駅のチケット窓口、バスに乗車後の車内でも購入できますが、事前に利用を決めている場合は公式ホームページから申し込むと割引がありますよ!
真っ赤なバスに、可愛くペイントされているのが特徴です!
■路線の種類
・Red Route – Hollywood/Beverly Hills
ハリウッド・チャイニーズシアターやビバリーヒルズ、ファーマーズマーケットに停車します。1周約2時間程度。
・Yellow Route – Bevelry Hills/Santa Monica
ハリウッド・チャイニーズシアター、サンタモニカピア、カリフォルニア大学に停車。1周約2時間程度。
・Purple Route – Downtown Los Angeles
ハリウッド・チャイニーズシアター、ウォルト・ディズニー・コンサートホール、Downtown Union駅、リトルトーキョーに停車。1周約2時間程度。
・Green Route – Venice Beach and Marina Del Rey
フィッシャーマンズビレッジ、ベニスビーチに停車。1周1時間30分程度。
・Blue Route – Universal Studios/Hollywood Connector
ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド、ハリウッド・チャイニーズシアターに停車。1周1時間程度。
・Orange Route – LAX Area
ロサンゼルス国際空港周辺のホテルに停車。1周45分程度。
■運賃
1日券は$44(子供は$25)、2日券は$59(子供$35)、3日券は$74(子供は$45)
スターラインツアーズ公式ホームページ
http://citysightseeinglosangeles.com/
路線図
https://www.citysightseeinglosangeles.com/pages/map
メトロレイルと同じく、LAMCAが運行している路線バスです。ダウンタウンを中心に約200の路線が運行、東は「サンタフェ・トレイルの終点」と呼ばれるエルモンテ、西は観光都市サンタモニカ、南はカリフォルニア・ディズニー・リゾート、北は高級住宅街のあるパサデナ、ロサンゼルスほぼ全域を運行しています。
ダウンタウンからサンタモニカ・ビーチへ行く際は、バスより電車を利用した方が便利です。
目的地へ向かう路線やメトロレイルとの接続を調べたい時には、公式ホームページや、ロサンゼルス内のメトロカスタマーセンターで貰えるルートマップを確認すると良いですよ。
■路線の種類
・1番-99番:主にダウンタウンの中心を運行する路線。年中無休で運行。
・100番-299番:ダウンタウン以外を通る路線(基本的に100番-199番は東西、200番-299番は南北に運行)。
・300番-399番:主要なバス停にのみ停まる快速バス。
・400番-599番:ダウンタウンから出発し、ハイウェイを走るエクスプレス・バス。ハイウェイに入る前に追加料金あり(75¢)。
・700番-799番:メトロラピッドバス。快速バスより停車駅が少なく、長距離移動に便利。車体に「Rapid」と欠かれている。
■運賃
メトロの交通機関は一律$1.75。1日券は$7で、メトロレイルと共用できます。
メトロ公式ホームページ
https://www.metro.net
路線図・時刻表
https://www.metro.net/riding/maps/
メトロバスやメトロレイルでは紙の切符を廃止しているので、タップカードの購入が必須です。(メトロバスのみの利用ならば、現金での支払いが可能です)。その他のチケット状況は各交通会社により違いますが、タップカードと提携している運営会社は多いです。今回紹介したバス会社の中では「OCTAバス」以外はタップカードが利用できます。
また、どのバスでも基本的におつりを用意していないので、現金で支払いを行う場合にはぴったりの運賃を用意しておく事が必須です。
■Tap Card(タップカード)
Tap Card(タップカード)とは、日本の「Suica」や「PASMO」のようにチャージして使用できるICカードのことです。LACMTAが発行しており、メトロレイル各線やメトロバス、メトロラピッドバス利用時の必需品です。Tap Cardは、メトログループ以外の市営バス会社でも導入が進んでいますが、メトロの各駅でチャージしたタップカードは利用できないので注意です。
・タップカードの料金
1日乗り放題パス付きは$8-$9、乗車券付きは$2.75-$3.75
※タップカードのみの購入はできません。バス乗車時に購入をすると$2-かかりますが、メトロレイルの自動販売機だと$1-で購入できます。
・タップカードの購入場所
メトロレイル各駅の窓口や、自動券売機で購入可能。
タップカードと提携している交通機関の一覧
https://www.taptogo.net/articles/en_US/Website_content/where-to-ride
基本的にはどのバスも乗り方は同じでうす。停留所で行き先と時刻を確認し、バスが近付いてきたら手を挙げて乗る意思を伝えましょう。
バスは前方から乗車し、運賃を支払います。(タップカードを持っている場合は所定の位置にタップする)。
乗り換えを行う場合には、ドライバーに「乗り継ぎチケット」トランスファーチケットをもらってください(タップカード使用時は必要ありません)。同じバス会社の別路線に乗り換える時には、その度に運賃を支払う必要があるので注意しましょう。
バスが上手く利用できるようになれば、車がなくてもロサンゼルスを攻略できます!(^^)!