ロサンゼルスは言わずと知れた、全米第一位の「渋滞都市」
実際どのくらい渋滞が酷いのか?アメリカ国内で渋滞が酷い都市トップ5と一緒に紹介します。
アメリカはとにかく車社会。
アメリカはとにかく土地が広いので移動はどんな都市でも基本的には車です。
一部の都市では、電車やバスと言った公共交通機関が発達しているところもありますがそれはほんの一部の都市です。
車を利用するのは大人はもちろんですが、運転は高校生の16歳から運転免許証を取得可能なので高校へも自分で運転していく学生も結構います。
そしてアメリカでは14歳以下の子供を家で1人にさせたり、車で1人にさせることは法律でNGなので、学校への送迎も基本車ですし、お出かけはもちろん通勤も基本車を使います。
この国では車が無ければ本当に不便なんです。
ですが近年では、排気ガスによる環境問題も非常に深刻になっており、大都市が中心ですが電車やバスといった公共交通機関の工事が盛んに行われております。
ロサンゼルスでも2028年のロサンゼルスオリンピックに向けて各所にメトロを開通予定、2年前にはダウンタウンからサンタモニカビーチまでを結ぶメトロラインも通過しました。
もっと公共交通機関が便利になり、市民の利用が増えれば現在のえげつない渋滞も緩和され、環境問題にも有効的ですよね。
では早速全米で渋滞が酷い都市トップ5を紹介していきます。
第5位
「ニューヨーク州 ニューヨーク(New York,New York)」
平均渋滞時間: 73分
言わずと知れた世界トップクラスの大都市アメリカ・ニューヨーク州の中心に位置するニューヨーク市。
ニューヨークはアメリカ国内最大都市、人口は800万人を超えると言われています。
(ちなみにですが、ニューヨーク州・州都はニューヨーク市ではなく、オールバニ市(Albany)です。)
ニューヨーク市は他の都市に比べ電車(メトロ)の利用者も非常に多く、日本の通勤ラッシュほどではありませんが通勤時間は非常に込み合います。
ニューヨークで働くのなら、早起きで帰りが遅いという話を聞いたことがあるかもしれませんが、本当にその通りです。
電車の利用者も多いのにやはり人口が多いため、車の渋滞も非常に激しい街です。ニューヨーク市の渋滞ピークは通勤通学時間のピークである午前7時〜9時頃、午後4時〜6時です。
第4位
「テキサス州ヒューストン(Houston,Texas)」
平均渋滞時間: 74分
アメリカ南東部に位置するテキサス州ヒューストン
2018年には、カリフォルニア州ロサンゼルスにアメリカ本社を構えるTOYOTA自動車がテキサスに本社を移動と発表し、今後さらに人口が増え渋滞も増えると予想されます。
TOYOTA本社が移動することにより、ロサンゼルス、ニューヨークに続きヒューストンでは日本人の人口も増え、日本人タウンも新たに増えることが予想されます。
(テキサス州の州都はオースティン市(Austin)です。)
ヒューストンでの渋滞ピーク時間はニューヨーク同様、午前7時~午前9時頃まで、夕方は午後4時頃~午後7時頃となります。最も渋滞が激しいエリアは、Galleria近郊、US-59とIH-10間の渋滞が激しいようです。
第3位
「カリフォルニア州サンフランシスコ市(SanFrancisco,California)」
平均渋滞時間: 75分
アメリカ西海岸カリフォルニア州に位置する世界のITタウン・サンフランシスコ。
サンフランシスコは世界の名だたるIT企業本社があり、世界TOPのアメリカ西海岸を代表する都市です。物価も非常に高く、坂道が非常に多い街でも有名ですよね。
サンフランシスコの渋滞は主に平日で、月曜~金曜日に発生。
朝の渋滞は通勤通学のピークで午前7時〜9時、午後は4時〜6時頃です。ですが、サンフランシスコの渋滞はピークがこの時間帯というだけで、ラッシュアワー以外の時間帯でも各地で渋滞が頻発しています。
今ではライドシェア・電動キックボードも移動手段の一つとして主流になってきましたので、街の中心地や少しの移動は車ではなく環境にも優しいライドシェアサービスを活用するのも良いと思います。
第2位
「ワシントンD,C,(Washington D,C)」
平均渋滞時間: 75分
ワシントンD,C,(Washington D,C)は、アメリカ合衆国の首都。
アメリカの首都ワシントンDCは全米50州のどこにも属さないたった1つの特別地区で、正式名称は「コロンビア特別区」(District of Columbia )です。連邦政府の「立法・行政・司法」の機関を持つ、まさに政治中心の町です。
ワシントンD.C.の渋滞ピーク時間は日によって多少異なるので、決まった予測が難しいのですが、月曜~金曜平日午前6時〜9時30分頃、午後3時30分〜7時前までの発生が多いです。
NYほど都会ではないけれど、田舎でもなく、無料で見学ができる数々の美術館など観光スポットも多く、春になるとタイダルベイスンの桜が咲き乱れ春になり桜が咲くと日本同様花見観光客でとても賑わいます。渋滞はとにかくひどいですがアメリカで堪能する桜、是非一度は行かなきゃ損する街です。
第1位
「カリフォルニア州ロサンゼルス市(LosAngeles ,CA)」
平均渋滞時間: 81分
平均渋滞時間は2位と5分以上も差があり、なんと81分!
ハワイに続き、日本人から人気のある観光地としても有名なロサンゼルス。ロサンゼルスはアメリカ国内でも、ニューヨークに次いで人口が多く、世界都市の1つとなっています。
(カリフォルニア州州都はロサンゼルスではなく、サクラメント/Sacramentoです。)
とにかくロサンゼルスの渋滞は酷いんです。ロサンゼルスの渋滞の酷さは、ロサンゼルスに訪れたことのある方ならほぼ承知のこと思うほど有名です。
ロサンゼルスには、州間高速道路(インターステイトハイウェイ)、カリフォルニア州道、フリーウェイ(高速道路)が多く、移動するにはとても便利なのですが、ロサンゼルスのハイウェイはどこ常に混み合っています。
基本いつも渋滞していますが、最も渋滞が酷い時間帯は朝方通勤通学ピークの午前7時~午前9時ころまで、夕方は午後3時~7時頃です。
この時間帯の渋滞を少しでも緩和できるようにと、ハイウェイには乗合専用(2人以上乗車)レーンや、特別料金を支払って走行できるレーンなどがありますが、渋滞の緩和にはあまり繋がっていないのが現状です。
冒頭でも書きましたが、ロサンゼルス市では今より少しでも渋滞が緩和されるように現在メトロ路線増加整備などが行われています。
この地球温暖化にも影響を及ぼしている不名誉な渋滞都市1位と言う称号を早く払拭できるようにしていかなければなりませんね。
因みに世界で最も交通渋滞が深刻な都市は、
1位サンパウロ、2位北京(中国)、3位ブリュッセル(ベルギー)、4位パリ(フランス)、5位ワルシャワ(ポーランド)、6位メキシコシティ(メキシコ)、7位ロサンゼルス(米国)、8位モスクワ(ロシア)、9位ロンドン(英国)、10位ニューデリー(インド)でした。
このロサンゼルスより渋滞が激しい都市が6つもあるなんて!!