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アメリカでチップって払わなきゃならないの?

投稿日:12/30/2017 更新日:

アメリカのチップって絶対に払わなきゃならないの?
ってよく聞かれるんですけど、この答えは・・・「必ず払わなければなりません!」

※でも、全ての場所・サービスに対して支払うものではありません。
そこで今回はチップを支払わなければならない場所と相場をご紹介、説明していきたいと思います。

Contents

チップってなに?

「何故チップを払わなければならないの?」この疑問を簡単に説明をします。

そもそもアメリカでチップを払わないと言うことは、
例えていうなら、日本のお店で1,000円の商品を800円だけ払って持ち去るようなもの。
この1000円には商品の料金と、利益、収入が含まれているのは当然のことですよね。

つまり、日本では最初から商品にチップの料金が商品に含まれている。
というだけのことなんです。

気持ちよく旅行をし滞在時楽しむためにも、チップについての正しい知識を学びましょう。

日本では全くなじみのない「チップ」
日本人の認識では、チップとはただ「感謝の気持ち」と認識、解釈されていると思います。
アメリカでもこの「感謝の気持ち」というニュアンスもチップにはもちろん含まれていますが大きく違うところは、アメリカでは「チップはお給料」なんです。

 

もちろん日本と同じようにアメリカも働く側には”時給”がキチンと発生しています。
ですがアメリカではチップを支払う必要がある職種に対しての時給は州により最低時給も異なるのですが、日本よりもはるかに低く、実は”3ドル程度”だったりします。
大都会であるロサンゼルスやニューヨークなどでは最低時給の設定が高い例外地もありますが、高い時給を貰っている場所はただたんに物価が高いため最低時給も他の場所よりも高く設定されているだけでこれは日本でも同じですよね。

東京のような大都市中心部では時給も地方に比べると高くその分物価も非常に高いですよね。
それと同じことだと思ってください。

 

では実際にチップを払わなければならない場所、業種業態についてご説明します。

 

 

レストラン

レストランは支払い方や、お店のタイプによって少し異なるので細かく説明紹介したいと思います。

一般的なお店で食事をするレストラン 15~20%
税抜き総額の15~20%をチップとして支払います。
支払い方は現金の場合、テーブルにチップを含む料金総額をまとめて置くか、支払いのレジがある場合は、チップをテーブルに置き、飲食対の支払いはレジとなります。
カードで支払いをする際はアメリカではほとんどレストランでテーブルで支払いを済ませることが多いのですが、渡されたレシート(領収書)に自信のサイン・署名(Signature)をする欄と別に、チップ(Tip/guarantee)記入欄がありますのでそこにチップの料金を記入します。

ここで見落としてはいけないのが、アメリカの観光地ではよくあることなのですがチップを支払わない文化の国から来ている旅行者に対し問答無用で接客スタッフがチップを請求額に含めてくる場合があったり、レシートをよく見ると初めからチップ(Tip/guarantee)と記載されてチップを付け足さなくても済むようになっていたりするお店がありますので、レシートは必ず確認しましょう。
それぐらいチップは支払わなければならないものなので、理解しておきましょう。

この15~20%についてですが、一般的なレストランでは接客、サービスを提供してくれた人が良い悪いに何系なく最低限支払わなければならないのが15%。この15%から20%の5%が、その接客・サービスを提供してくれた人に対しての感謝の気持ち分として支払うチップだと理解すると良いと思います。

なお、高級レストランではサービスの質にかかわらず最低20%支払うべきだとされています。クローク有のレストランで、冬場にコートなどを入り口で預かってもらう場合は、最後に受け取る時にクロークに対し別途1~5ドル係員へ支払います。

 

ビュッフェスタイルのレストラン 10~20%
料理を自分で取りに行くタイプのビュッフェスタイルのレストランでは、「税抜き総額の10%」を現金で置いて帰るのが相場です。ただし、少し高級なビュッフェレストランの場合は、通常のレストランと同様のチップ料金を払うべきと考えておきましょう。

 

ファストフードのお店  チップ不要
マクドナルドなどのハンバーガーショップ、ファストフード店では基本的にチップは不要です。
ですが、レジ付近にチップを入れる瓶や箱を置いている店がよくあります。このような場合は特別な親切を受けて接客してもらったときなどは、その感謝の気持ちとしておつりの小銭や1ドル札を入れてあげるのがマナーです。そのチップは全店員で人数割りとなります。
(ドライブスルーや食事をオーダーして持ち帰るだけのお店も同様に考えてください。)

 

カウンターバー 1杯につき最低1ドル
アメリカでよくあるカウンターでお酒を購入するバーでは、注文をしたドリンクを受け取るごとに、バーテンダーに現金でチップを渡します。カードで支払いができるバーも増えてきましたが、その際もチップは現金で渡すのがその場を楽しむ一つの方法でもあるので、バーに行くときは沢山1ドル札を持って行くのをお勧めします。

 

※ただし、サーバーや店側からによるあきらかな故意の嫌がらせや迷惑行為、差別行為などをされたときは、チップはもちろん料金も支払わなくて良いと思います。
これは日本でも同じですよね?これはチップや国がと言うことではなく、人として、仕事として接客やサービス上の問題なので支払う必要はありません。キチンとクレームをつけ退店してかまいません。

 

 

タクシー

タクシーの運転手に対し 15%~20%
渡すタイミングは最後の支払い時です。タクシー運転手の中には受け取った紙幣をチップ込みの金額と思い込み、こちらから言わないとお釣りを返してくれない人もいますので注意しましょう。なお、20%のチップを払うのは、トランクに荷物を入れるのを手伝ってもらった場合や、行先変更、または寄り道などをして5分以上待たせたときなどだけで大丈夫です。

現在日本ではまだなじみが少ないですが、アメリカでは個人車による送迎ビジネス「Uber(ウーバー)」を利用するのが主流になってきています。Uber(ウーバー)の利用は専用のスマホアプリで操作を行うためカード支払いになります。
降車後専用アプリにチップをいくら支払うか画面に表示されるのでそこに入力します。ただ、基本Uber(ウーバー)はタクシーと違いチップは定額の1ドルから5ドル程度の気持ち分で大丈夫です。

 

ホテル

ホテルでは少しチップのルールが異なりますので細かく説明します。

ホテルの部屋を掃除してくれるメイドさんへの枕チップの相場は?ドアマンって、ドアを開けてくれただけでチップを払うの?
アメリカ旅行中に恥をかかないよう、チップの相場のポイントを押さえておきましょう!

ホテルの部屋を掃除してくれるメイドさんへの枕チップ

アメリカン・ホテル&ロッジング協会は、部屋の清掃員に対して1~5ドルのチップを推奨しています。金額は、部屋のグレードで決めればOKです。シングルが1ドル、スイートが5ドルと考えて払う金額を決めましょう。例えば、ベッドが2つあるスタンダードな部屋では2ドルが妥当です。
清掃担当者のシフトは頻繁に変わるため、チップは毎日払ってあげるのが一番。チェックアウト日にまとめて置く人もいますが、その場合は偶然最後の日に担当した人がすべてを受け取ることになりますのでご注意くださいね。

 

ドアマン、ベルボーイ…ホテルのサービスに関するチップの相場

ドアマンって、ドアを開けてくれただけでチップを払うの?
ホテルの出入口にいるドアマンですが、さすがにドアを開けてくれただけでチップを払う必要はありません。彼らの主な仕事は、ホテルから出てきた滞在客を送り出すことです。チップの払いどころは「タクシーを拾うのを手伝ってくれたとき」と覚えておけば間違いありません。相場は1~2ドルで、すぐに拾えた場合でも1ドル払っておくのが妥当です。

 

ベルボーイって、鞄の数だけチップを払うの?

ベルボーイは、ベルホップやベルマンとも呼ばれる係員で、宿泊客の鞄を運ぶのが仕事です。チェックアウト時に部屋からタクシーまで荷物を運んでもらいたいときは、部屋まで来てもらうこともできます。チップの平均相場は鞄1つにつき2ドルですが、特に大きな荷物や重い荷物の場合は1つに5ドル払いましょう。また、軽いスーツケースを1つ運んでもらっただけでも、チップの総額が5ドル以上になるように払うのがマナーです。

 

コンシェルジュって、いくら払って何をしてもらうの?

現地でわからないことがあれば、何でも相談できるコンシェルジュ。美味しいレストランのリサーチからスポーツの観戦チケット手配まで、宿泊客のあらゆるリクエストに答えるのが彼らの仕事です。チップの相場は相談1つにつき5ドル程度。ただし、難しい手配で時間がかかったときなど、1つで20ドル払うケースもあります。

ルームサービスを頼んだときのチップの相場

ルームサービスを頼むと、レストランのチップ同様に部屋まで来てくれたウェイターに利用額の1~2割ほどチップを払うのが常識です。また、たとえ請求書にサービスチャージが含まれている場合でも、ウェイターが来てくれるたびに1~2ドル払っておけば間違いありません。

※日本語では、「サービス」という言葉をしばしば「無料」という意味で用います。しかし、アメリカでは「サービス」が「有料の労働提供」だという認識をしっかり持っておくことが大切です。
また、ホテルでは、アメリカ人でも慣れていないとうっかりチップを払いそびれる場面がたくさんあります。ホテルの従業員それぞれの仕事と、妥当な金額を知っておくと安心です(高級ホテルでは、この記事内で紹介した金額の約2倍が平均相場になります)。

 

予備知識

ホテル従業員の給与がチップの推定額を差し引いた金額に設定されているのをご存知でしょうか?

CNNマネーによると、客室の清掃担当者がもらう平均時給は9.21ドル(約1,100円)とのことです。これを多いと判断するか少ないと判断するかは人によるでしょう。掃除というと、簡単にできる仕事だと思っている人もいます。しかし、客室の清掃は約45kgもあるマットレスを持ち上げてはシーツを交換するという、重労働を含む過酷な仕事だということをお忘れなく。

実際メイドにチップを払うホテル客は全体の約7割だそうです。その現状に対し、大手ホテルのマリオット・インターナショナルは、2014年秋からチップ用の封筒を常備し始めました。

チップは、同じ仕事をしている係員のなかでも、よく働く人ほど収入が良くなるという合理的なシステム。払いどころを逃さず、気持ち良くサービスを利用しましょう。スマートな旅行者が増えれば、頑張るホテル従業員たちも「日本人はマナーが良い!」と思ってくれるはずです。

旅慣れていないとアメリカ人でさえもチップが必要か判断するのが難しいくらいです。ホテル係員の仕事と彼らに喜ばれるチップを熟知して、アメリカをスマートに旅しましょう!

 

ネイルサロンやエステサロン 20%

ヘアメイク、ネイル、エステ、マッサージなど、女子旅でしばしば活用するサロンですが、サービス担当者へはチップが必要になります。直接現金を渡すか、レジで精算するときに払えばOKです。ぜいたくな高級エステ体験をする場合は、チップの金額も最初に覚悟しておかないと思わぬ痛手になりますのでご注意ください。

 

ツアーガイド 10%~

旅行の際、使ったりするツアーガイドに対して、現地のサイトや窓口など英語で申し込み手配したツアーに関しては、ツアーの最後にガイドへ現金でチップを渡します。しかしながら、大人数が参加するツアーでは解散時のどさくさに紛れて払わずに去る外国人観光客がたくさんいるのも事実です。

 

その他

バレーパーキング(駐車場)
自動精算機のついていないバレーパーキングでは、車を持ってきてくれた係員に対し1ドル~3ドルが相場です。

 

年末の郵便、宅配サービスの配達員に対して(アメリカ生活者のみ)
1年間の感謝の気持ちを込めて、5ドルから10ドル程度受け取りの時にサンキューカードと一緒に渡してあげるのがアメリカ流の大人のマナーです。現金ではなくお菓子やプレゼントを渡してあげる方もいます。

 

 

アメリカのチップの仕組みと詳細を理解していただけたでしょうか。

正直チップの習慣に慣れなければ難しいな・・・と思ってしまうと思います。わたしも初めはそうでした。ですがアメリカで生活をしだした今では、チップはとても大切なんだなと逆に痛感しています。

島国の日本でも、東北、関東、関西、九州、沖縄でそれぞれの習慣や常識が違うように、〝違う”ことを理解してその場所を楽しむのがマナー。

「郷に入っては郷に従え」という日本語もあるように、その国、場所を楽しむためにはその国、場所のマナーを身に着けることによってより楽しく過ごすことができます。

 

みなさんも是非!アメリカの習慣を自分のものにして楽しんでくださいね。

 

 

アメリカへ旅行の際は、アメリカはクレジットカードの国!

現金を大量に持ち歩いて、盗難にあっても半分は自分の責任です。クレジットカードは最低2枚+現地で現金を引き出せるカードを持って行くことをお勧めします。

詳しくは海外でも現金が引き出せるクレジットカード機能付きキャッシュパスポート!をチェック!

 


 

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