今ではロサンゼルスへ来た旅行者の多くは、このサルベーション・マウンテンまで日帰りツアーで訪れているのではないでしょうか。とにかくこのサルベーション・マウンテンはカラフルで神がかっててインスタ映えしまくりなスポット!
Salvation Mountain(サルベーション・マウンテン)
このサルベーション・マウンテン、EXILEや三代目J Soul Brothersなどが所属するLDHからプロデュースされたユニットグループ「DREAMERS’ PARADISE」のミュージックビデオの撮影地となり日本で急激に知名度が上がりましたね。LDHの他にも日本の色々なアーティストのMVにも使われているようですね。
そもそもこのサルベーションマウンテンは、一人のお爺さんが砂漠の真ん中に30年かけて作り上げた「愛」と「神」のアート作品。
彼の名前はレオナード・ナイト氏、残念ながらレオナード・ナイト氏は2015年春、83歳にこの世を去りました。
キリスト教信者のレオナード・ナイト氏が30年間かけて作り上げた、カラフルな山です。作り始めた当初の目的は、宗教的なメッセージをのせた熱気球をあげることだったと言われています。ですが、熱気球が揚がらなかったため、このサルベーション・マウンテンを造ることを考えついたということみたいです。
作り出した当初、彼は自転車でクリークまで水を汲みに行き煉瓦用の泥や粘土と藁を混ぜ合わせて山の表面をつくり上げ、そこに様々なペイントを使い大地を極彩色に変えました。もちろんここは砂漠なので電気も来ておらず、猛暑の中クーラーもないので、制作活動は暑い日中に昼寝し涼しくなる夕方ころから活動する事も多かったようです。
現在ではサルベーション・マウンテン自体が国家的財産に認定されており、観光地の1つとして国内外旅行者の中でもとても有名な観光地となりました。
レオナード氏の生前、2002年に国家的財産に登録されて以来、レオナード氏の食料や多くのペンキなどは彼を応援する人やボランティアから支援されていたそうです。レオナード氏が引退し他界した後、現在も彼の意志を継ぐボランティアによってこのサルベーション・マウンテンは管理されています。
カリフォルニア州ロスアンゼルスから東に車で3時間弱のNiland(ナイランド)に位置する、砂漠の真ん中にある小さな山です。
サルベーション・マウンテンまでの道中の道のりは結構険しい山道だったり、ひたすら続く一本道だったりと、アメリカの大自然と広大さを感じるドライブ旅。私の住むWestLAからは車で4時間くらい。
今ではロサンゼルスやサンディエゴからサルベーション・マウンテンまで行く観光ツアーが結構あるみたいですね。
テーマは「神は愛」ということで、それを伝えるためにいろいろなものがカラフルに彩られています。
彫刻や絵画で飾られた丘の主要な部分は高さ15m、幅45m。煉瓦用の泥を丘に押し固め、彩色をしている。
このトラックが、レオナード・ナイト氏が制作当時に住んでいたとされるトラック。もちろん電気もガスも通っていません。
ここの敷地にあるすべての物にペイントされています。
バイクも
ショベルカーも
このポストはレオナード氏が引退後、彼の意志を受け継いだ後継者が作成したもの
地面も
実際の山は観光客の出入りが多くなってきてから色が剥げたりしているところも結構多く、ポストと同じく彼の意志を受け継いだ後継者たちが日々補強、補修してこのサルベーション・マウンテンを維持してくれています。
山頂へ上がってみると結構高い!
いたるところに彼らの思いが溢れています。
山の下には小部屋もあり、入ることもできます。
制作当時のレオナード・ナイト氏の写真も飾られていました。
細部まで圧巻です。
山にも部屋の中にも合言葉の「GOD IS LOVE」の文字
車も
ベンチも
本当に愛と夢が溢れた最高に素敵な山でした!
まだサルベーション・マウンテンに訪れていない方は是非訪れてみてください。観光客がとにかく増えたので補修、補強が重なり当初の原型から少しずつ山自体が変化しているそうです。
そして、場所が砂漠の中なのでとにかく厚い!5月を過ぎると日中は冬場よりもさらに炎天下、40度以上になることはざら。
水分補給を忘れずに!
この日バイクでここまで来ていた観光客もいたのですが、あまりの暑さで帰りは同行者のトラックにバイクを載せて帰るようでしたw
ロサンゼルスからのロードトリップ!今回は南内陸でした☆
アメリカの広大な大自然の中をひたすら走り、突如現れるアートの山
Salvation Mountain(サルベーション・マウンテン)
今回も良いロードトリップができました!