先日の記事でも少しお話した通り、ニューオリンズは沖縄の気候と非常に似ていて、冬の期間はさほど長くなく極端な寒さはほぼ皆無のエリアなのですが、1月17・18日はかつてない寒波の影響で、この南部ニューオリンズで気温が氷点下になりました!
17日の最低気温”-8℃”、18日は”-4℃”となり、このような寒波には慣れていないニューオリンズ市民は、16日の夕方時点で、路面凍結による事故や混乱を考え、大半の学校を休校、仕事での外出の際などもくれぐれも運転には注意をするようにと、寒波による警報を市が発令しました。
17日は夜中に雪も少し降り、朝起きると薄っすら雪が積もっていました。
積雪は大したほどではなかったのですが、
全ての水たまりは当然凍っており、
木造の階段や手すりは氷状態・・・
車のバンパーには氷柱ができ
エンジンを温めるまでに10分以上、家から出るのも一苦労・・・
街中の高速道路は進入禁止の措置が取られ、外出時は一般道を時速20-30km程度でみんな走行していました。
ニューオリンズは本当に寒さに慣れていないんだなと心底感じました。
でもー8℃って・・・日本でも関東より上の地域でしかあまり体感しない気温ですよね。そして、基本的に年中陽気なニューオリンズもこの日ばかりは、街中がとにかく静かでした。
寒い地域対策あるあるですが、気温がここまで急激に冷え込むと水道管が凍ってしまい水道から水が出てこなくなってしまう恐れがあるため、防止対策として冷え込んでいる最中はずっと水を少量流しっぱなしにしておくのですが、今回ニューオリンズではこの水が流れてくる大元である貯水池に問題が発生してしまい、水道から出る水を直接使用しないようにと市から警報が発令されました。
この発令は解除まで24時間以上かかることも多いため、19日は気温も上昇し路面凍結などもなくなったのにも関わらず、各学校は昼食時の衛生問題や、水道の利用問題を踏まえ3日連続休校という事態に・・・。
アメリカは基本共働きなので、急に休校になってしまったため親御さんたちはベビーシッターさん探しや、仕事の調整に大変だったと思います。
そして街の飲食店では水が使えないため、休業を余儀なくされる店舗も続出・・、こんな時は医療機関も大変ですよね・・・。
私が知る限りこの約20年でのニューオリンズで雪が降ったのは今回で3回目?だと思うのですが、ここまでひどかったことはなく正直驚きました。
そして、そー言えば先月はロサンゼルスで冬なのに30℃を超える真夏日が続きそれはそれで異常気象だと騒いでいたことを思い出しました。
世界中で異常気象が続いてるこの現状が、なんだか少し不安になりますね。
私個人では大したことはできないかもしれませんが、少しでもこの異常気象が起こらなくなるように、何かできることを真剣に探してみようかなと思います。
水が当たり前のように水道からでるこの国にいるからついつい忘れがちだけど、こんな当たり前の事にこそ、本来は本当に感謝しなければならないな、と気づかされた今日この頃です。