アメリカ国旗・国章と国鳥(ハクトウワシ)の由来・意味についてのまとめ。
アメリカ合衆国:国旗(星条旗)の意味と歴史
国旗:縦横比 10:19 が正しいサイズ比率
星の数→現在の州の数・50
紅白の条(すじ)→独立時の州の数・13
星と条でできているので星条旗(せいじょうき)とも言います。アメリカ初代大統領・ワシントン氏は「星は天を、赤は母国なるイギリスを、赤地を横切る白い条は母国イギリスからの独立を表す」と宣言。
アメリカは、50の州と1つの特別区からなる連邦共和国。かつてアメリカはイギリスの植民地でしたが、1776年7月4日の独立宣言によって東部13州が成立しました。
住民はアングロ・サクソンをはじめヨーロッパ系を主としますが、人口の約11%は黒人で、原住民であるアメリカ・インディアンはごくわずかしかいません。
アメリカの名前の由来は、コロンブスより少し遅れて渡航したイタリアの‟航海者アメリゴ・ヴェスプッチ”の名にちなんだ呼称です。
アメリカ国旗(星条旗)は、過去に28回も変更されてきました。最初の国旗には星がありませんでした。
アメリカの最初の国旗は、1775年12月3日に施行。その時の国旗デザインには、星が1つもありませんでした。その後アメリカ国旗はデザイン変更が繰り返され、最新のデザインは2016年4月で、合計28回も更新されてきました。
※↑ https://www.vox.com/2015/6/14/8774151/american-flag-day から。
国旗のデザインは赤、青、白の3色で形成されています。それぞれの色には意味があります。
「赤は勇気」「白は真実」「青は正義」
星の数が0個だった国旗期間は1775年12月3日~1777年6月14にちまで、1777年6月14日〜独立時の13州の星を国旗に加えるようになり、1777年にケンタッキー州、バーモント州が追加されたさい星の数を増加。そしてその後、アメリカ合衆国に州が増えると同時に徐々に国旗の星の数が増えていきました。そして1960年アメリカの50個目の州、ハワイ州が追加され現在のアメリカ合衆国の国旗(星条旗)となりました。
アメリカ合衆国:国章
✔国章(国璽/こくじ)の意味
アメリカは正式に国章(Coat of Arms)を定めてはいないが、国璽(Great Seal)の表側を、外国条約や大統領宣言を含む特定の文書、パスポートの表紙等色々な用途に用いています。そのため、国璽が事実上の国章とみなされています。
1782年、アメリカ独立宣言とアメリカ合衆国憲法間に作られました。
Contents
表面
鷲は頭をオリーブの枝の方を向き、13枚の葉のついたオリーブの枝と13本の矢とをそれぞれの足に握り、「戦争と平和」および「平和への願い」を表しています。
13の星
13本の矢
13のストライプ
13葉のオリーブの枝(平和を意味する)
裏面
未完成の「13」段のピラミッドと三角形の中に目が描かれています。
この目は『プロビデンスの目』と呼ばれ、全知全能の神を表しています。古代エジプトで目のアクセサリーを魔除けに使っていたことが起源だと言われています。また、数々の秘密結社のシンボルに用いられており、フリーメイソンでもシンボルに使っています。
ピラミッドの上に書かれている「13」文字のラテン語
“ANNUIT COEPTIS”は「神は我々の企てを支持した」という意味です。
下に書かれているラテン語
“NOVUS ORDO SECLORUM”は英語で”NEW WORLD ORDER”、『新世界秩序』という意味です。
プロビデンスの目をひとつの頂点とした六芒星を描くと、各頂点がM・A・S・O・Nを指すことから、アメリカ紙幣をフリーメイソンが支配しているのではないかと噂されています。
アメリカ合衆国 国鳥:ハクトウワシ
*英語では→Bald eagle(ボールドイーグル)*
国鳥とは、国のシンボルとして選ばれた鳥。その国の国民にもっともよく親しまれている鳥、あるいは特産のもののなかから選ばれます。ですが、本来の目的は鳥類に関心をもたせ、鳥類保護の思想を普及させるためなので、選定の方法や基準が定まっているわけではないようです。アメリカでは、1782年に特産のハクトウワシが議会により国鳥と選定されました。国鳥を最初に定めたのはアメリカです。日本の国鳥はキジになります。
ハクトウワシとは?
名前の通り、方から頭が白いのが特徴の鷲。大型の鷲で、羽を広げると翼は開長2.5mにも達します。
この大きくて鋭い感じがアメリカのイメージと合っていますね。